iPhone8リンゴループ
iPhone8がリンゴループで起動しないとの事でお客様がご来店されました。
リンゴループ状態になった経緯をお尋ねしたところ、ストレージの容量不足の警告が出ていたとの事でした。
またiCloudの契約容量もストレージに対して不足していた為、ストレージプランを変更し容量を増やしてたところ上手く動作しない為再起動をしたところリンゴループ状態になってしまったとの事でした。
iPhoneのストレジ不足によるリンゴループ
iPhoneはストレージの空き容量が少なくなってくると「iPhoneの空き容量がのこりわずかです」警告がでます。
そのままご使用を続けていると、アップデート後の再起動などの際にリンゴループ状態となりiPhoneが起動しなくなってしまいます。
ストレージの容量不足によるリンゴループの場合ですが、復旧率ですが50%位です。
復旧できない場合ですが、初期化するしか方法はありません。
復旧用ソフトウェアによる復旧作業
まず最初に復旧用のソフトウェアを使用して復旧を試みてみました。
上手くいけば現状50%位の確率で復旧しています。
今回は上手く復旧する事ができませんでした。
iTunesによるリカバリモードによる復旧作業
つぎにiTunesによるリカバリモードによる復旧をこころみてみました。
それに伴いiOSも古い物から最新へバージョンアップしました。
あまり期待していなかったのですが、正常に起動する事ができました。
iPhoneデータのバックアップ
せっかく起動したiPhoneなのでさっそくiCloudバックアップでデータのバックアップと念の為、お手持ちのノートパソコンのiTunesへもバックアップを作成する事にしました。
iPhoneのストレージのデータについて
お客様のiPhoneのストレージの内訳を拝見したところ、なぞのシステムデータの容量が大部分を占めている事がわかりました。
必要なデータよりも不要なデータがストレージの大部分を占めている状態でした。
旧バージョンのiOSによる不具合
旧iOSのバージョンでその他(キャッシュデータ)が肥大化してストレージの容量を圧迫してしまうという不具合が出てきました。
システムデータ44.87GBまで肥大化しています。
ただしiOS13.6.1でその他のキャッシュデータを自動で削除してくれるようにアップデートされていました。
お客様もあまりiOSのどのバージョンをご利用だったかご存知ではなかったのですが、おそらくその辺りのiOSのバージョンによる不具合ではないかと思われました。
iPhoneデータバックアップ後の措置
iPhoneデータのバックアップ後の措置ですが、一度iPhoneを初期化してバックアップからデータを戻す作業をして頂く事でシステムデータのキャッシュもクリアされると思いますので、今回データのバックアップ完了後にお客様にその作業を実施して頂くことになりました。
この度は当店にiPhone修理をご依頼頂き誠にありがとうございました。