iPhoneのバッテリー最大容量の確認方法
設定バッテリーバッテリーの状態
バッテリー交換時期の目安
80%になったら交換目安ですが、実際は最大容量が85%になってくるとバッテリーの持ちは悪くなってきます。
後は日々ご使用される頻度やアプリ、iPhoneの周辺温度等でも状況が変わってきますので、バッテリーの最大容量が80%台になって日々充電が持たないと感じましたら交換されても良いと思います。
どこでバッテリー交換はできますか?
現在iPhoneの修理を行っている店舗は、Appleの正規修理と民間の修理店になります。
それぞれにメリットデメリットがありますので、お客様の状況でどちらの店舗を選択するかをご選択されると良いと思います。
Apple正規修理店(正規プロバイダ)
AppleCare+等にご加入されているようでしたらまずは正規プロバイダでの修理をお勧めいたします。
正規プロバイダのメリット
Apple正規プロバイダーでは、当然ですがApple純正バッテリーの交換になります。
正規プロバイダのデメリット
修理に時間が掛かる、修理料金が高い、データが消去されるなどが良く聞かれる声になります。
当店にも修理に時間が掛かる為、当店に修理にいらしたというお客様もいらっしゃいます。
民間の修理業者(非正規店)
こちらは、Appleの正規プロバイダーではなく非正規の修理店舗になります。
当店もこちらの店舗に属します。
非正規店のメリット
修理時にデータの消去は行わない。
基本的に修理料金が安い。
部品在庫があれば、状況にもよりますが当日修理・ご返却が可能です。
非正規店のデメリット
交換する部品がApple純正パーツではない。
※ただし当店で使用しているバッテリーは全てPSEマーク取得の安全なバッテリーを使用しています。
非純正パーツで修理したiPhoneを下取りプログラム等に出した場合に、価格が下がるまたは下取りしてもらえない。
などになります。
バッテリー交換後のメッセージ
iOS13.1以降のiPhoneXs以降のバッテリーを交換するとバッテリーに関する重要なメッセージが表示されるようになります。
このiPhoneで正規のApple製バッテリーが使用されている事を確認できません・・・
上記のメッセージが表示され、最大容量の確認が出来なくなるようになっています。
メッセージが表示されたとしても、当店で使用している互換性バッテリーはPSEマーク取得の安全なバッテリーのみになりますのでご安心下さい。
メッセージ表示の仕組み
iPhone生産時に本体と取り付けバッテリーに認証コードを書き込みます。
電源投入時または、定期的にバッテリーの認証コードの確認を行い認証がNGの場合、エラー表示+バッテリー最大容量の非表示になります。
簡単に説明するとこのような感じになると思います。
iPhone本体側(バッテリー認証コード:battery123) = iPhone取付バッテリー(バッテリー認証コード:battery123)
認証OK:エラー表示なし、バッテリー最大容量表示
iPhone本体側(バッテリー認証コード:battery123) <> iPhone取付バッテリー(バッテリー認証コード:battery456)
認証NG:エラー表示あり、バッテリー最大容量非表示
恐らく正規プロバイダー店では、交換前の純正バッテリーから認証キーを読み出し、交換用の新しいバッテリーに認証キーを書き込んでいるのかなと思います。
そういったツールもちらほら見かけますので、同じような事をしているのかなと思います。(あくまで推測ですが)
そのバッテリーを取り付ければ生産時と同じ値になりますので、エラーの表示もなく修理前と同じ状態になります。
iPhone本体側の認証コードはおそらくT2チップ(TPM)が搭載されていますので、AES共通鍵暗号で暗号化された状態になっていて、暗号化に使用した暗号鍵がT2チップ内にあれば本体側からは取出しは難しいと思います。
※TPMは、セキュリティチップでPCやサーバーなどに取り付けられています。暗号化に使用する暗号鍵などもTPM内に保管されます。セキュリティチップは耐タンパ性によりデータを取り出す事も難しいです。
まとめ
非正規店舗でバッテリーを交換した場合に、条件がそろうとバッテリーに関する重要なお知らせとバッテリー最大容量の確認は出来なくなりますが、交換した日にちを覚えておいたり、ご使用していて交換が必要だなとお感じになればお客様にとっての交換時期だと思います。