iPhoneSE2起動不良
今朝iPhoneSE2で通話中に電源が切れて以降電源が入らないというお客様がご来店されました。
少し事情をお聞きしたところ前日に落として汚れてしまったiPhoneSE2を水道で洗われたとの事でした。
お客様もiPhoneは完全防水だと思われていました。
iPhoneの防水機能
iPhoneですがAppleのホームページをみても防水機能とは書かれていません。
iPhoneは、防沫・耐水・防塵性能です。
以下のApple公式サイトにもしっかりと書かれています。
iPhone 7 以降の防沫・耐水・防塵性能について(Apple公式)
上記のリンクのAppleのページを読んでみると、iPhoneは基本的には濡らさない方が良いなと思うと思います。
また以下の一文も明記されています。
iPhoneを水没させてしまったら
まずはすぐに電源を切って、SIMカードを取り出して乾燥させましょう。
濡れたまま使用しているとショートする可能性があります。
当然ですが絶対に充電も行ってはいけません。
万が一水没させてしまった場合は、すぐに冷風で乾燥させるか、iPhone修理店舗に依頼して内部を乾燥してもらうのが良いかと思います。
お客様のiPhoneの内部の状態
お客様のiPhoneSE2のフロントパネルとを取り外して内部を見たところ液体侵入インジケータ(通称:水没マーク)が赤く変色して内部も水で濡れていました。※赤丸で囲った部分が液体侵入インジケータになります。
こうなってしまうと故障しても保証対象外となってしまいます。
赤い四角で囲った部分の水滴を見て頂ければ、完全防水ではない事がお分かりいただけたと思います。
開けた時はもっと水滴が残っていました、フロントパネルを外したところ少しずつ乾燥してこの状態です。
当店では、極力濡らさない事をお勧めしています。
iPhone内部の乾燥作業
お客様のiPhoneを分解して乾燥機の中で2時間程乾燥させていただき、その後電源が入るか確認作業を実施させて頂きました。
過去に当店で依頼された水没修理のiPhoneの場合なですが、
水没後そのまま使用していて電源が落ちて入らなくなってしまった時ですが、残念ですがほぼショートしてしまっている場合が多いです。
水没乾燥修理後のiPhoneの動作確認
フロントパネルと仮付けして電源をオンしてみたところ、電源が入りました。
良かったです。ただしフロントパネルの液晶内に水が入ってしまっている状態でした。
この場合はフロントパネル交換修理を行わないとなりません。
お客様にその旨をお伝えしたところ水没乾燥修理のみで良いとの事でしたので、今回はそのまま組み上げを行いご返却させて頂きました。※影のように黒くなっている部分はフロントパネルに水が混入した部分になります。
この度は当店にiPhoneSE2の水没乾燥修理をご依頼頂き誠にありがとうございました。